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生活に関する雑記

Nikon Zfを手放すことにした理由(3ヶ月利用レビュー)

2023年10月末に入荷待ちをして2024年2月頭に届いたNikon Zf。それから3ヶ月間、メイン機としてNikon Zfを日常的に使っていました。

ただ、やはり自分の用途ではもともとのメイン機だった富士フイルムのX-T5のほうがあっているとつい数日前に実感し、Nikon Zfは売却することにしました。

今日はNikon Zfを3ヶ月利用した感想を書こうと思います。

購入の経緯

初めて一眼レフ・ミラーレス一眼を持ってからというもの、ずっとAPS-C機を使ってきていたのでフルサイズセンサーのカメラに強く憧れていました。また、Xマウントでコンパクト・自分好みの写り・好きな性能、とい条件を満たすレンズがなかなか無いということも不満に感じていました。

そんな折、Nikon ZfとキットレンズであるNIKKOR Z 40mm f/2を知り、見た目も性能もコンパクトさもとても良さそう、というのをかなり魅力に感じメイン機の乗り換えを決意しました。

自分のカメラ用途

写真は趣味の1つで、家の中でも外でもカメラを持ち歩き写真を撮っています。最近は特に1歳の子どもや、猫、テーブルフォト、街角のスナップを撮ることが多いです。

なお、ミラーレス一眼では基本動画を撮らないので、今回の感想もすべて静止画撮影においての話になります。

Nikon Zfの良かった点

  • フルサイズセンサーを生かしたボケ感と、40mm f2でのピント面のシャープさを生かした立体感が素晴らしい
  • 本体とレンズの見た目がかっこよくてテンション上がる
  • 久々にRAW撮影をしてみたら編集が楽しかった
  • iOSアプリ「SnapBridge」はフジに比べてサクサク動き使いやすい
  • PCとZf本体を無線で接続しフォルダごと大量のRAWファイルを一気に転送できる機能がとても便利

Nikon Zfで撮った作例

jpg撮って出し。届いてすぐ撮った1枚

jpg、撮って出しだったはず…!暗い室内での撮影はフルサイズのパワーを感じました

このあたりのツイートの写真もZfで撮ったものです。

 

Nikon Zfのイマイチだった点

重い

一番最初に感じたのは想像以上に重い、ということでした。1ヶ月くらい使ってたら重いのには慣れてきますが、通勤用バッグにPCとこのカメラを入れるともう本当に重くて辛く…いつも出社時にはカメラを持っていって、ランチや風景写真を撮っていたのですが、それが億劫でした。

バッテリー・メモリーカードを含んだ本体重量は、Zfが約710g、X-T5が約557g。154gしか差はないのですが、その差は実際に持ち運ぶとなるとかなり大きく感じました。

グリップが浅すぎて持ちにくい

X-T5はしっかりグリップがあるため片手で持って撮影できたのですが、Zfでは本体が重いしグリップも浅いため、私の腕では片手だけで持って撮影するのは難しかったです。(できなくはないが滑って落ちそうで怖い)

純正やサードパーティ製のグリップをつければいいのですが、グリップを付けるとせっかくのZfのかっこいい見た目が多少損なわれると感じたため購入に至りませんでした。

グリップを掴んでみたところ

40mm f2以外に好みのレンズが見つからない

40mm f2に追加して、子どもとの外出時用に標準ズームがほしい…!と思って探したものの、重さと見た目がネックでこれだ!というレンズに出会うことができませんでした。

 

その他、細々気になるところがありました。

  • 電池持ちが悪い
    • X-T5はファインダー使用時の撮影枚数が590枚なのに対して、Zfは360枚。使っていた感覚としてあれ、もうこんなに減った!?と感じることが多々ありました。
  • 自分の用途ではバリアングルよりチルト液晶のほうが使いやすかった
    • これまで液晶の仕様に大きなこだわりはありませんでしたが、子どもや猫を撮るときにローアングルで撮ることが結構あり、その際にバリアングル液晶なのはただただ面倒くさい、という気持ちになりました。
  • 本体に充電用ケーブルやアダプタが付いてこない
    • 確認不足な自分が悪いのですが、まさか充電器がついていないなんて!とびっくりしました。また、USB-Cで本体経由給電ができるのはいいのですが、PDに対応した充電器でないと給電できませんでした。
  • ジョイスティックがない、SDカード2枚差せない

迷い、そして決断

メイン機をZfにするぞ!と決めていたので、X-T5やXマウントのレンズは早く全部売らなきゃ…と思って過ごしていました。でもやっぱり重いのが頭の片隅で気になっていたのと、最初は楽しんでやっていたRAW編集もだんだん面倒になってきました。

そんな折、GWの帰省でできるだけ荷物を軽くしたく3ヶ月ぶりにX-T5を持っていったところ、その重量の軽さや、フィルムシミュレーション(クラシッククローム)の撮って出しの自分好みさにはっとして…

やっぱり私には富士フイルムAPS-Cのカメラでフィルムシミュレーションを使いjpgで気軽に撮影するスタイルがあっている、と深く実感しました。

今週にはZfを下取りに出す予定ですが、無事査定が出たらXF33mm f1.4を買おうと思います。(XF35mm f1.4は昔使ってたけどギーコギーコが気になって手放し済み)

また、今はX-E5の発売を首を長くして待ち望んでいます。円安で国内価格は割高に感じるし、供給がかなり逼迫している富士フイルム。それでも私はしばらく付いていくつもりです。頑張ってほしい…!